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What is Zcash — Bitcoin, Evolved

Satoshi が解けなかった問いに、
Zcash が答えた。

Zcash は、ビットコインから分岐して生まれた暗号資産です。ゼロ知識証明とエンドツーエンド暗号化を使い、ビットコインが本来目指しながら実現しきれなかったこと ── 本物の取引プライバシー ── を実現しようとしています。一言でいえば、ビットコインが進化した、AI と量子コンピューターの時代に耐えるデジタル通貨です。

The Origin — 2008 → 2010 → 2016

すべては、ビットコインの
たったひとつの弱点から始まった。

2008年、Satoshi Nakamoto はビットコインを世に送り出しました。中央管理者なしで成立する電子現金 ── 革命でした。けれど、その台帳はすべての取引が誰にでも丸見えという弱点を抱えていました。誰が、誰に、いくら送ったか。世界中の誰もがそれを追跡できてしまう。

2010年8月、あるフォーラムのスレッドで、Satoshi 自身がこの課題に触れています。プライバシーを実現する方法が見つかれば「もっと優れた、もっと簡単で便利なビットコインが可能になる」と。しかし同じ投稿の最後で、彼はこう書き残しました ──

S
satoshi
Bitcoin 創始者 / Founder
Re: Not a suggestion
August 11, 2010

If a solution was found, a much better, easier, more convenient implementation of Bitcoin would be possible.

It's hard to think of how to apply zero-knowledge-proofs in this case.

「もし解決策が見つかれば、はるかに優れた、簡単で便利なビットコインが実現できるだろう。」
「だが、この問題にゼロ知識証明をどう応用すればいいのか、思いつくのは難しい。
原典:“Not a suggestion” bitcointalk・2010年8月11日(Satoshi Nakamoto Institute アーカイブ)

Satoshi が「難しい」と書いたまさにその技術 ── ゼロ知識証明 ── を、ビットコインに応用してみせたのが Zcash です。ビットコインの価値を世界で最初に見抜いた一人であり(Satoshi 本人が bitcoin.org から Zooko のブログ記事をリンクで紹介したほど)、サイファーパンクとして30年を歩んできた Zooko Wilcox-O'Hearn が、世界最高峰の暗号学者たちと共に、2016年にこの宿題を解いたのです。

What Zcash Actually Does

ビットコインの強さは残したまま、
本物のプライバシーを手に入れた。

ビットコインと違い、Zcash では「誰が送ったのか」「誰が受け取ったのか」「いくら送ったのか」が暗号化されます。つまり、世界中の誰であっても、その取引内容を知ることはできません。しかも、それでビットコインの強みが失われるわけではない ── 下の4つの特徴を、すべて同時に備えています。

🔒 本物のプライバシー
送信者・受信者・金額をすべて暗号化。取引内容は誰にも見えない
🪙 ハードマネー
上限 2,100万枚PoW 採用。ビットコインの希少性を継承。
スケーラビリティ
多くの人が実際に使う時代の取引量に対応すべく、開発を継続中
🛡 量子耐性ロードマップ
2028年まで段階的に保護機能を追加。将来の量子計算にも先回り。

とりわけ AI の時代には、プライバシーの価値が一段と高まります。かつて大量のデータを調べるには多くの人手が必要でした。しかし今は、AI が休むことも止まることもなく、人間の活動を大規模に監視・分析し、問題のありそうな行動を自動で検出できてしまいます。だからこそ Zcash は、「見られない権利」を技術そのもので守ろうとしているのです。

In one line
Zcash とは、ビットコインの希少性PoWを受け継ぎ、本物のプライバシーを備えた ── AI × 量子耐性の、進化したビットコイン。

創業者・コア研究者

Zcash は zk-SNARKs の共同発明論文「Zerocash」(2014年)から生まれました。著者陣には今や暗号業界の中核人物が並んでいます。

Eli Ben-SassonEB
Eli Ben-Sasson
zk-SNARKs 共同発明者
Technion(イスラエル工科大学)教授。zk-SNARKs の理論基盤論文の共著者。後に StarkWare を共同創業(StarkNet・StarkEx 等を運営、Ethereum L2 業界の最大手の一つ)。
🏛 StarkWare 共同創業 / Technion
@EliBenSasson
Matthew GreenMG
Matthew Green
Zcash 共同創業者
Johns Hopkins 大学暗号学教授。応用暗号研究の第一人者で、長年プライバシー技術の社会実装と一般啓蒙を続ける。ブログ「A Few Thoughts on Cryptographic Engineering」で世界的に有名。
🏛 Johns Hopkins / 応用暗号
@matthew_d_green
Ian MiersIM
Ian Miers
Zerocoin / Zerocash 共著者
Zcash の前身となる Zerocoin、そして Zcash の直接の理論基盤 Zerocash 論文の共著者。現在は メリーランド大学准教授として暗号を研究(博士号は Johns Hopkins)。プライバシー技術の研究を継続。
🏛 University of Maryland / Zerocoin
@secparam

10年の歴史

論文発表から、メインネット、複数回のプロトコル進化、そして新生 ZODL 体制へ。

⚡ The Breakthrough
1985年の誕生から約30年 ── 理論の中だけに存在した「ゼロ知識証明」を、2016年、Zcash が人類史上はじめて「実際に動くお金」として実装した。
📄 理論のみ(1985〜) 🌍 実用通貨(2016〜)
2014
Zerocash 論文発表
Ben-Sasson, Chiesa, Garman, Green, Miers, Tromer, Virza らが論文を発表。zk-SNARKs を用いた完全プライバシー暗号通貨の理論基盤が確立。
2016
Zcash メインネット稼働 🎉
Zooko Wilcox-O'Hearn 率いる Electric Coin Company(ECC)が10月28日にメインネット稼働。世界初の zk-SNARKs ブロックチェーン実装。
2018
Sapling アップグレード
Shielded トランザクションの大幅な高速化・軽量化。モバイルウォレットでも実用可能に。
2020
Heartwood + Canopy アップグレード
Shielded Coinbase(マイニング報酬の直接シールド化)導入。プライバシープールへの自然流入が加速。
2022
NU5 + Orchard プール(Halo 2)
最新プロトコル Halo 2 採用。トラステッドセットアップが不要な新世代の zk 証明系へ移行。Orchard プールが新主流に。
2024
Zashi モバイルウォレットリリース
ECC が公式モバイルウォレット Zashi をリリース。シールドプールが400%以上拡大。
2026.01
ECC全エンジニアリングチームが ZODL Lab を設立 🚀
Bootstrap(ECC理事会)とのガバナンス対立を経て、Josh Swihart(前ECC CEO)率いる元ECC全チームが「Zcash Open Development Lab」を設立。Zashi は Zodl へリブランド。
2026.03
ZODL Lab が $25M シード調達 💰
Paradigm・a16z crypto・Winklevoss Capital・Coinbase Ventures・Cypherpunk Technologies・Balaji Srinivasan らから$25M調達。Zcash 開発ファンドに依存しない自立開発体制へ。

ロードマップ(2026以降)

Zcash の最も野心的な3つの方向性。それぞれが現代ブロックチェーンの最先端課題への挑戦です。

⚡ The Next Decade
最初の10年で、Zcash は理論を「使えるお金」に変えた。── 次の10年は、それを世界中のすべての人に届けるスケールのフェーズだ。
🔧 動くものにした(〜2026) 🌍 世界中に届ける(2026〜)
開発中・Milestone 4

Crosslink

PoW + PoS ハイブリッドコンセンサス
つまりZEC を持つだけで、銀行預金のように利息がつく。

PoW(マイニング)の上に BFT 最終性レイヤーを追加するハイブリッド設計。ステーキング報酬(yield)を ZEC ホルダーに付与しつつ、マイニングの分散性も維持。Shielded Labs が開発を主導し、テストネットに向けて開発が進行中

NU7 テストネット稼働中

Quantum Recoverability

量子コンピューター時代への "保険"
つまり量子コンピューターが暗号を破っても、資産を安全に救い出せる。

量子コンピューターが現在の暗号を破っても、資産を安全な環境へ移行・回収できる仕組み。2026年6月に対応ウォレット2027年までに量子耐性方式へ全面移行予定。ビットコインにまだ無い "進化" の核心です。

研究段階

Project Tachyon

数千 TPS のシールドスケーリング
つまりプライバシーはそのまま、Visa 級の速度で世界中が使える。

Proof-carrying walletsoblivious synchronization を用い、シールドトランザクションを 数千 TPS に拡張する野心的計画。プライバシーを犠牲にせず、Visa 級のスループットを目指す。

このロードマップを実現するチーム

上の3つの進化を担うのが、前ECCのエンジニアリング/プロダクトチームがそのまま移行した新生開発主体 Zodl(Zcash Open Development Lab)。Paradigm・a16z 他から $25M を調達し、自立した開発体制で Zcash を前へ進めています。

⚡ Core Builders 3つの進化を担う、中核の3人
Daira-Emma HopwoodDH
Daira-Emma Hopwood
Crosslink をリード
Zcash プロトコル仕様の主筆。Sapling・Orchard を設計し、Halo 2 を共同発明した、Zcash 暗号設計の中心人物。ハイブリッド PoS Crosslink 2 の技術設計を主導。現在は Zodl の Head of Research & Assurance
@feministPLT
zkDragon🐉
zkDragon
Quantum Recoverability をリード
量子コンピューター時代への備え Orchard Quantum Recoverability の実装を担当。量子計算が現在の暗号を破っても資産を救出できる仕組みを構築中。暗号業界に根強い 匿名開発者カルチャーを体現し、X 上での技術発信も精力的。
@zkDragon
Sean BoweSB
Sean Bowe
Project Tachyon をリード
現代zk証明系の最重要人物の一人。2019年に Halo を発明し、トラステッドセットアップ不要のリカーシブzk証明を実現。Halo 2 共同発明者。現在は Project Tachyon(数千TPS級スケーリング)を率い、Zcash を最先端に保ち続けている。
@ebfull
Donate ZEC

Zcash Japan を ZEC で応援する

Zcash Japan の目的は、ZEC を日本に普及させることです。Zcash がフルポテンシャルを発揮すれば、法定通貨を凌駕する通貨になりえる ── そう信じて、Zcash に関する情報発信を日本語で継続的に行っていきます。

この活動を続けていけるよう、応援していただけるととても嬉しいです。ZEC でのご支援を歓迎します。いただいた ZEC は、Zcash を日本に広めるための活動を継続するために大切に使わせていただきます。

Transparent (t1) MEXC等 取引所から直接送金OK
寄付先アドレス(Transparent)
t1ZtgVAT5w7acBEGr4siW4F7VWL4hbdGZWL
📱 寄付のしかた(4ステップ)
1
ウォレットを準備
ウォレット未所持の方はZcash公式アプリ「Zodl」がおすすめ(iOS / Android 対応)。他のZcash対応ウォレットや MEXC 等の取引所からでもOK
2
ZEC を保有
取引所で購入した ZEC を Zodl 等のウォレットへ送金、または取引所アカウントで保有
3
Send / 出金画面を開く
ウォレット・取引所の送金(Send)画面へ
4
QR読込 or アドレス貼付
上のQRをスキャン、または上のアドレスをコピー&ペースト
💡 Tip: ウォレット未所持の方はZcash公式アプリ「Zodl」がおすすめです(旧称Zashi、2026年1月にZcash Open Development Labへ移行・リブランド)。Transparent アドレス (t1) はあらゆる Zcash 対応ウォレットおよび MEXC 等の取引所から直接送金可能。すべての寄付は公開ブロックチェーン上に透明に記録され、トレジャリー保有量として誰でも検証可能です。
About — Encrypted P2P Cash

ビットコインの夢のつづきを、
Zcash で。

2008年、サトシ・ナカモトが描いた 「A Peer-to-Peer Electronic Cash System」 ── 暗号化された個人間電子現金。透明な台帳のビットコインは、その夢の半分を実現した。残りの半分 ── 取引のプライバシー ── を埋めるのが、Zcash です。

ルーク
ルーク
Zcash Japan 運営
Solo Group株式会社 創業者
@soloenglishjp

なぜ Zcash Japan を運営しているのか

Zcash に興味を持ったきっかけは、自分のビジネス思想の師匠ともいえる Naval の上のツイートでした。「ビットコインのヘッジ?なんだか面白そうだな、あとで調べてみよう」と思い、少し放置していたら、数週間後には100ドル台後半まで上がっていました。そこから少しずつ買い集めています。

何より惹かれているのは、ビットコインの当初の思想 ── Encrypted P2P Cash、つまり暗号化された個人間電子現金 ── としての完成度の高さです。取引所から専用ウォレット Zodl に初めて送金したとき、その仕様の完成度に思わず興奮を覚えました。ビットコインと同じ仕様でありながら、そこに強力な機密性を手に入れたコイン。

スイスの金庫が自分のポケットの中にあるようなコイン、Zcash。

いずれ日本でも解禁されることを願って、このサイトを運営しています。